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行事

行事について

4月最終土曜日 はなまつり (今年は4月26日)午前10時~11時

お釈迦さまのお生まれになった日。降誕会(ごうたんえ)は本来4月8日。永泉寺では、子供たちがお参りしやすい日に設定しています。

30数年前は本堂内に花御堂に誕生仏を安置し、甘茶が置かれて「お参りにご縁あった皆さん、よかったら甘茶を飲んでくださ~い」という程度で、広報することもなく特別な行事感は全然ありませんでした。これを小さい子たち(の向こう側にいる父兄たち)に知らしめて何とか人集めしないと寺院の将来はないな、と改革しました。
保育園の保護者の中から「お寺さんで何かできたらいいねぇ」と言われていましたが、なかなか実現できませんでした。地域の子供会の増員が元になり、「永泉寺を使おう」という機運が高まって活動し始めました。年を追うごとにバージョンアップしていき住職と寺庭だけでは手に余るようになり、花園会主催として総代の夫人方の手を借り参詣者(参加者じゃなく)にカレーライスを振舞うようになりました。

6月15日 勧請(かんじょう)開山忌

泰秀和尚の師・興宗宗松禅師のご命日。

本来は6月21日ですが、諸般の事情によって若干早めて厳修しています。総代が多くの檀信徒の“代表”として必ず参列しています。この後に会議を開催して、斎座(さいざ=昼食)には寺庭お手製の精進料理をいただきます。

8月14日 各地区合同施餓鬼会

お盆行事で宗教行事のメインイベントです。生きとし生けるもの全てに布施をしましょう、という行事です。多忙な日常でご先祖様のご恩や恩恵を感謝することを忘れがちな現代人、だからこそ1年に1回は亡き祖霊に向かい合ってはどうでしょうか?という法要。

30年ほど前は8月25日が修行の日でしたが、世相や社会の様々な変化に合わせて住職一人でできる形式に改革し、この日に現在では各地区ごとを順次お勤めしています。近年は猛暑のため時間割を再考し、午前中と夕方に毎年各地区ローテーションを組んでお勤めしています。

8月15日 山門及び新亡施餓鬼会

8月15日は旧規に従って他寺院僧侶を頼んで読経しています。法要対象も初盆を迎える家々と個別法要を希望する家のみに限定し、さらに申し込み制度にしました。


禅宗の初祖・達磨大師のご命日

禅寺では「二祖忌三仏会(にそきさんぶつえ)」といい、その寺院を創めた開山和尚と達磨大師、お釈迦様の降誕会(ごうたんえ)・成道会(じょうどうえ)・涅槃会(ねはんえ)のお勤めをします。当寺は勧請と創建の二人の開山禅師がいるため、それぞれのご命日にお勤めしています。
11月15日 創建開山忌  午前10時
当山を開かれた泰秀宗韓禅師のご命日

画像は滅失した旧開山堂での儀式の模様です。伝統に則った重厚な開山堂でしたが、建物診断の結果「座屈するおそれあり」と断ぜられ、解体せざるを得ませんでした。この開山堂は約220年前に建立され、伝統をよく保つ建物だったのですが経年劣化には勝てませんでした。再興を願って、現在では位牌堂、書院、隠寮などを一体化した御堂を建設する計画を進めています。


12月8日 成道会(じょうどうえ)
お釈迦さまがお悟りを開かれた日

苦行だけでは悟ることはできない、と自覚したお釈迦様は、菩提樹下で坐禅三昧を続け、暁の明星を見て大悟したといいます。この徳と恩を心に刻み、禅宗道場では12月1日から8日暁天までを1日となぞらえて不眠不休の坐禅しっぱなしの行をします。風呂も入らずもちろん外出禁止、髭も剃りません。一週間経つと見た目は浮浪者と映りますが、疲れてはいるものの本人たちは気は冴えています。不思議な体験です。往時を忘れないように、修行時代の木綿衣を着して道行に勤しみます。
12月29日 餅搗  
この日以降は毎日掃除や御節料理作り、お飾りほかにてんやわんや

「9」の付く日は「苦」に通ずるので縁起が悪いとされていますが、禅門では29日は「福」の日として珍重します。昔は前の日にもち米を研いで水に浸けておき、当日は蒸篭で蒸し上げ石臼で捏ねて搗きました。今は機械で作りますが、子どもたちにも経験してほしいと、イベント化によって臼と杵で搗きたいと願っています。
12月31日 歳晩渡諷経(さいばんわたりふぎん)・除夕(じょせき)

歳晩とは年の瀬です。渡諷経とは、次につなげるための読経という意味合いです。要するに、今年1年も何とか終わりそうです、来年も良き歳でありますように、として様々な場所で御礼の読経をして回ります。最初は本堂、次に開山堂、庫裏の韋駄天様、外へ出て鐘楼、墓地のアチコチの石仏前、境内駐車場北端にある石塔、南下して歴代墓(画像)や宝塔前、最後に本堂前で諷経、帰山。
新年元旦 年敬  
年敬受付は元旦のみです。3日には片付けに入ります

元旦は早朝にお勤めして来客を迎える準備をします。2日は完全休息日で、3日は朝から総代と片付けに入ります。


1月第2日曜日 百丈忌・臨済忌並大般若祈祷会 (11日)午前11時

禅寺の生活様式の基礎をお作りになられた百丈懐海(ひゃくじょうえかい)禅師と宗祖・臨済義玄(りんざいぎげん)禅師の命日の法要と、一年の無事息災を祈願する法要です。
本山などでは元旦から3日間、毎日大般若経を転読して邪気を払い、1年の安穏を祈願する読経を行います。当寺では、昔は旧暦の節分の時期に厳修していました。今でいえば3月に。
2月15日 涅槃会(ねはんえ)
お釈迦さまが入滅された日。

三仏会の一つ。猫が描かれていないのは鼠に騙された、ムカデがいないのは昔お釈迦様の手を噛んだ、など色々なエピソードがあるようです。
3月彼岸中日 山門水陸会午前11時
春のお彼岸の追善法要

お彼岸中日に行う先祖供養の法要です。これも昔は特定の家に限った法要でした。
戦前、祠堂田(しどうでん)といって仏様(祖霊)とそれに使える者(寺内の者)の生活費のため、田んぼを寄付してくだいました。その家々にためだけに法要を戦後もしてきましたが、今は時代が流れてどなたでも参詣できるスタイルになりました。
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